汚フランス語

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【仏語スラング】言葉あそびから生まれた「口説く、ナンパする」 の言い方

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今更ながら米津さんの『Lemon』を会社の行き帰りに聞きまくっている、ボゴスです。日本の音楽は、海外生活の身に染みますね~

今日のフレーズは”言葉の前後を入れ変えるあそび”から生まれた「口説く、ナンパする」のフランス語です。いわゆる隠語であり、スラングになります。

フレーズ

Pécho

(ペショ)

意味

口説く、ナンパする

 

元は『Choper』という動詞で、人を捕まえる、逮捕するという意味です。

この動詞をVerlan(ベルラン):逆さ言葉 にしたものになります。

これだけでは「なんのこっちゃ??」ですので、もう少し詳しく書くと、元の言葉『Choper』を”Cho”と”per”に分けて、最後のrが取り除かれ、前後を入れ替えてeの上にアクセント記号が付いて『Pécho』というわけです。

 

Verlan(ベルラン)という言葉も、à l'envers:逆に という言葉を逆さにしたものですので、かなりややこしいですね。

  

この逆さにする言葉遊びは、20世紀頃には口語で使われていたが、文献が残っていないとウィキペディアに書かれていました。他の方の記事では、パリ郊外の若者達が作り出したともあります。ですので、この『Pecho』は その若者達が作った説が有力ですね!

引用元:こんなフランス語あったっけ?逆さ言葉編 [フランス語] All About

 

会話例 

 
フランス人
「Hier, je suis allé dans une discothèque.」:昨日ディスコに行ったよ~
 
自分
「Tu as pécho?」:ナンパしたの?

 

日本語のVerlan、倒語とは?

ちなみに、日本語では逆さ言葉のことを「倒語」と言うそうです。

 

初めて知ったのですが、『だらしない』は『しだらない』の倒語だったのが、いつの間にか『だらしない』が定番になったようです。そもそも『しだらない』が本家だったことを初めて知りました!

フランス語の中にも、逆さ言葉から定番になったものがあるかもしれませんね。

 

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2019年2月22日:eからéへ修正