汚フランス語

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フランスの洗濯場で50ユーロを拾ったのに凹んだ話

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 僕らはアパートの洗濯機を使っていますが、たまにフランスの洗濯場を利用することがあります。毛布を洗ったり、大きなものを洗うためです。

 今回はタイトル通りではありますが、洗濯場で起きた話をフランスの洗濯場事情を交えながら書きます。

 

フランスの洗濯場事情 

 地方だと町に一つはLAVERIE:洗濯場(この場合は、洗濯機や乾燥機など機械が置いてある場所をさす)があります。日本のコインランドリーですね。純フランス人が利用するというより、どちらかと言うと移民系の方が多く利用している印象があります。

 

 洗濯場の洗濯代はもちろん50ユーロもかかりません。50ユーロというと日本円で言うと5000円位になります。そして50ユーロはお札です。

 話がだいぶそれましたが、だいたい4~8ユーロくらいで洗濯ができ、1ユーロで乾燥、50セントで洗剤が買えます。

 

 時間も洗濯が40分、乾燥が12分の1時間くらいで終わります。今回はそんなフランスの洗濯場で50ユーロを拾って凹んだ話を書きます。高額紙幣を拾うのが初じめてで、かなりテンパってます。

50ユーロを拾った話

 毛布を洗おうと、奥さんと2人で早朝から洗濯場へ行きました。

 洗濯場に入ると赤ちゃんを抱えた黒人のお母さんと、年配のおばあさんが中にいました。僕らは洗濯物を洗濯機へ入れて、近くのスーパーへ買い物をしに行きました。

 30分後に戻ってくると、黒人のお母さんと、新たに加わった中年のおじさんが話しながら、僕らの洗濯物が入っている前をウロウロしていました。中年のおじさんも僕らと同じように洗濯物を入れた後、外に出て行きました。

 40分経ったため、洗濯物を取り出そうとした時に、なんと僕らの洗濯機の前に50ユーロ札が落ちていました。僕の奥さんが「どうしようね、これ。そう言えば・・・」と言っている途中に、僕はお札をすぐさま拾い「誰か落とした人いませんか?」と黒人のお母さんと、年配のおばあさんの前にいきました。つたないフランス語だったため、通じていたのかも分かりませんが、黒人のお母さんが手をあげました。「ありがとう、あなたは親切なのね」と言われ、僕らは良かった良かったと思い、乾燥の工程へ移りました。

 

 その後、何人か洗濯場に入ってきて、黒人の赤ちゃんをあやす人などそれぞれで会話が始まりました。何かフランスの縮図を見ているようで、「全然知らない人通しでも、こうやってすぐに会話しだすのはいいな」と思いながら、ホッコリ気分で乾燥を待ちました。

 黒人のお母さんや年配のおばあさんも全ての工程を終え、「良い1日を」と言って出ていきました。

凹んだ話

 僕らもあと少しで乾燥が終わると思った時、さきほどの中年のおじさんが戻ってきました。開口1番「俺の50ユーロがない!」なんと、その中年のおじさんが50ユーロの落とし主だったのです!これには僕ら夫婦もびっくりで、「知っているか?」と聞かれましたが、しらをきるしかありませんでした。まさか「黒人のお母さんに渡した」などと言ったら、「なんでそんなことした?」と言われかねません。

 そのまま何事もなかったかのように出ていきました。この後、夫婦で「あーだ、こーだ」と反省会をしましたが、けっきょく終わった過去はどうにもなりません。そして凹みました。次回への反省としてまとめを書きます。

まとめ

 次回もし高額ユーロ札を拾った場合、どうするか夫婦で出した回答です。

 参考程度に読んで下さい。

①奥さんが「どうしようね、これ。そう言えば・・・」と言った時に、ちゃんと話を聞いて2人で相談してどうするか決め行動する。

②もし洗濯場に管理人さんがいる場合は、その人に渡す。

③見て見ぬふりで、そのまま下に置いておく。

 他にもポリスに持って行くという案もありましたが、難易度が高そうで外しました。もし50ユーロを渡した後に、この洗濯場で黒人のお母さんと、中年のおじさんが再び会ってしまった場合、僕らも巻き込まれる可能性が高かったです。そう考えると今回は不幸中の幸いでした。

 

 ちなみにフランス人の同僚達にこの話を掻い摘んでしたところ、全員一致で「そんなの自分のものにしなさい」でした。どうぞよろしくです。

 

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