汚フランス語

スラングをコミュニケーション向上に活かすことを目的としています

【大人の発音矯正】フランス語力を一段階上に上げるこの方法

フランス語に限らず、大人になってから外国語の習得をする時に、その壁として立ちはだかるのが、この「発音」ではないでしょうか?

 

特に独学ですと、文法は本から学べても、発音に関しては本+CDであっても相当耳が良い人でないと習得が難しいと思います。

 

僕自身も発音は二の次にして、即コミュニケーションに繋がる語学習得を目指してきました。しかしフランス語を勉強し始めて数年後に、この「発音」の壁にぶつることとなります。

 

発音矯正をやってこなかった理由、やらなかったことによる問題点と、僕が今やっている発音矯正について書きます。

 

今現在やっている発音矯正は、従来の口の動きや舌の位置などを一切意識しなくてもいい方法です。

 

 

僕自身がフランス語の発音矯正をやらなかった理由

 

どのように発音矯正をすれば良いのか分からなかった

本当この文章の通りです。

全くもって独学で始めましたので、「発音の矯正って何?」という感じでした。発音の重要性も分からずに、「とりあえずフレーズや単語の意味をいっぱい覚えよ」「発音よくても、喋れなかったら意味がない」とも思っていました。

 

そしてやっと「発音」の重要性に気がついても、フランス語の発音の本をサラッと読んだぐらいです。「今日はこの発音を気をつけるぞ」と意気込んで会社に行っても、話すことに必死で、仕事が終わり家に帰ってきて「そいう言えば朝『この発音を注意しないと』て言ったけど忘れてた」ということがよくありました。

 

誰も注意してくれる人が周りにいなかった

これは言い訳がましくも聞こえますが、会社のフランス人の同僚と毎日話していると相手も僕のフランス語に慣れてしまい、僕が間違ったフランス語で発音しても理解できるようになってしまったことです。

 

同僚だけが理解できる、”ボゴスの話す”フランス語はコミュニケーションを円滑にしてくれる利点もありますが、間違っていても自分で気が付かないといけません。相手によっては気を使って、直してくれる同僚もいますが、全員がしっかりした先生ではないからです。

 

発音矯正すると「この動詞って全然読み方違ってたんだ」っと気付かされることが多々あります。当たり前ですよね。

従来の発音矯正のやり方が好きではなかった

まだ若かりし頃に英語の発音矯正レッスンを受けたことがあり、

 

その時のやり方は 、

①「口をこう開けて」「舌の位置はここで」という口の動きの説明を受ける。

②発音を間違えると「違う違う」「こう言うのよ」と何度も間違いを指摘される。

③結果、何がおかしくて何を直せば良いのかよくわからない感じで終わってしまう。

 

こういうイメージがあり、フランス語の勉強を始めた時に、発音は面倒くさいから後にしようと思っていました。

フランス語の発音矯正をしてこなかったことによる問題点

初めて話すフランス人がすぐに理解してくれない

ある程度話せるフレーズが増えてきて、自信もついてきた時に、積極的に会社以外のフランス人と話すようにしました。しかし相手が目を細めてきたり、「Comment?:何?」と言われるケースが多かったです。

 

これは会社の同僚しか理解できない、”ボゴスの話す”フランス語化していたことが原因でした。

 

今考えるとあの当時は、【僕がフランス語を話せていた】というよりは、【会社の同僚が僕のフランス語力に合わせてくれていた】だけだったのです。気持ちよくしゃべらせてくれて、同僚には感謝しかないですね。

 電話の会話に自信が持てなかった

僕はフランス語の発音の中でも特に「R」が苦手でした。

例えば、レストランの予約を電話でする時に、どうしても「réserver」もしくは「réservation」を使う必要がありました。ですので、電話予約を避けるために、直接レストランに行って予約をするか、メールでの予約をしていました。

 

そして電話での会話は、言葉でのやり取りになるため、得意のノートに書いて見せる戦法、最終手段の身振り手振り、写真を見せる作戦もできません。

 

こう言う意味でも発音矯正をして、正しい発音を身につけていったことにより、電話をすることも多少は苦にならなくなりました。

正しい発音のフランス語を聞き取れない

正しい発音が分かっていなかったので、自分が知っているフレーズでも、フランス人から言われると理解できないことがありました。

 

例えば、僕があるフレーズをフランス人の同僚に話して、相手が理解してくれたとします。(ここでは◯◯××というフレーズにします)

 

それを、ふとした時にその同僚が「ボゴス、この前『◯◯××』って言ってたよな」と僕が使ったフレーズを、正しいフランス語の発音で言われると「ん?そんなこと言ったかな」となり、全く違うフレーズに聞こえていたのです。これには流石に参りました。

 

「自分はこのフレーズを話したことがあって、使い方や意味も知っているのに、フランス人が同じフレーズを話してくると理解ができない!そんなアホなことがあるのか?」となり、これがきっかけで発音矯正に本腰を入れることとなりました。

 僕がやっている発音矯正について

発音のプロの日本人の先生に発音矯正してもらう 

結局は独学ではムリと判断し、スカイプで日本人のフランス語を話せる先生に発音矯正をしてもらっています。この先生で、僕のフランス語の先生は4人目です。

今のレッスンの良いところは、3つあります。

 

1)発音矯正にカタカナ読みを上手に使っている

カタカナ読みを上手に取り入れて説明してくれますので、あの「R」の発音さえも通じやすくなりました。そして、自分の発音の何が間違っていたかも理解しやすいことです。

「カタカナ読みはいけない」というイメージが払拭され、今はカタカナさまさまです。

 

2)間違いの指摘の仕方

普通の先生は、発音を間違えた時に「違う、違う」と言いがちですが、僕の先生は「ボゴスさんは◯◯と言っていましたが、××が正しいです」「おしい、もう1回」と気持ちよく発音矯正してくれます。(先生はもしかして、だいぶストレスが溜まっているかもしれませんが)

 

3)短い会話文を暗記させる

これ以上書くと営業妨害になりそうですので、ここまでにしておきます。このメソッドも僕の発音矯正にかなり役立っています。

 発音矯正を受けた結果の現在

1番の変化は自分自身がフランス語力が伸びたと実感できるようになったことです。

良質な発音矯正レッスンを受ける⇒会社の同僚に試す⇒またレッスンを受ける

の繰り返しで、同僚にも前よりも通じているなという実感、そしてその同僚も手加減なしで話してくるようになってきました。

 

何よりも身近で聞いている奥さんからも、「すごーく発音がよくなってきた」と言われたことが嬉しかったです。以前よりもフランス語を話せる喜びが増え、モチベーションも上がりました。

 

フランスに出向した初年度からこのレッスンを始めていたら、今頃さらなる高みの景色が見えていたのではないか??と思えるほどです。それでもまだ道半ばですので、このレッスンを継続していきます。

 

ここまでのお付き合いありがとうございました。

今日のブログ、最高記録2977文字でどうぞよろしくです。

 

 ★良ければポチっとよろしくお願いします!

にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ