語学力0でもOK【海外出向ですぐに結果が出せる】通訳さんと上手に仕事をする方法
幸いなことに僕らの出向先には数名の通訳さんがいます。
通訳さんの仕事は会議や、翻訳作業です。
出向してから初めて通訳さんと仕事をする事になったこともあり、
「そんなことで呼ばないで下さい」
「あなたの話は長すぎるので、全部訳し切れないです」
などと色々と注意されてきました。汗
そんなこんなで学んだ、どうすれば通訳さんに嫌な思いをさせず、そして自分の言いたい事をできるだけ正確に伝えてもらえるか?を書いていきます。
語学を学んでいる身としては、「通訳さんに頼るのなんて、、、」とも思っていました。
しかし仕事を一緒にするにあたりメリットもありますので、まずはそちらから紹介します。
通訳さんと仕事をするメリット
・言葉の心配への時間を割く必要がなくなる
もし英語で会議をする時に、資料の準備から当日の発表で何を話すかなど色々と考えないといけないです。
それが通訳をお願いすると、仕事の分担化ができ、本来やらないといけないことに集中することができます。
・出向して最初から仕事ができる
英語でコミュニケーションが取れる相手との仕事であればそれに越したことはありません。しかし相手が話せる言語がフランス語のみだと、その言語を習得するまで仕事になりません。
その点、通訳さんがいるとすぐに仕事に取りかかれます。
・会議中に考える余裕ができる
これは会議中に通訳する時間が出来るので、その間に色々と考える余裕ができます。逆に言えば会議の時間が倍になりますので、そのぶん時間配分が必要です。僕は通訳している間に皆さんの顔を見て、理解しているかもチェックしています。
次に、通訳さんと一緒に上手く仕事をする方法を書きます。
通訳さんに嫌な思いをさせず、そして自分の言いたいことをより正確に伝える方法
1)一緒に仕事をしている仲間である事を忘れない
どうしても「俺は通訳を使っているだ」という人が多く、何でも通訳さんへお願いする人や、上から目線で「良いから通訳してくれ」と言ってしまう人がいます。
しかし実際の目的は、現地の方と共に結果に結びつく仕事をするために、言語面で助けてもらうことです。この前提を忘れずに、通訳さんに仕事をお願いできれば、通訳さんにも嫌な思いをさせることは減ると思います。
2)わかりやすく、シンプルな日本語で話す
よく上司から、「子供に説明するように、通訳にも説明をしなさい」と言われました。
ですので専門用語はさけ、無駄な接続詞は省き、シンプルな表現で話すことが大切です。
今までにあった具体例として、
×「やらないといけない」と言うと通訳さんから「やるの?やらないの?」と言われた
→「やる必要があります」や「やって下さい」に変える
×「烏合の衆だ」と言ったところ、通訳さんが理解出来なかった
→四字熟語や慣用表現は使わない。
3)通訳さんが通訳しやすいように短文にする
最初にも言いましたが、僕は話す文が長すぎてよく注意されました。
ですので出来るだけ1短文→通訳→1短文でを意識して話すことが大切です。
4)会議前に資料の内容、会議の内容を説明しておく
通訳さんはあくまでも言語を変換してくれるだけで、内容の説明までは保証していません。
ですので、あらかじめ伝えたい内容や会議の目的、資料を共有しおくことをお勧めします。
5)筋の通った話を通訳してもらう
筋の通っていない話をされても、通訳さんが訳すのが可哀想です。
ストーリーを決めてない、目的やゴールが決まっていないのに会議の通訳をお願いする(ゴールを決める会議ならOKです)など、話が平行線をたどりそうな状態で通訳さんに通訳をお願いするのはやめたいものです。
海外で通訳さんと仕事をする時に、少しでも参考になれば幸いです。
こちらは通訳さん目線で書かれており、とても参考になります!
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